“世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)”

BOOK

世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか、読了です。

日本の人事部主催、HRアワード2018年 書籍部門最優秀賞!

というふれこみ、なおかつ気になる題名でもあったので、読んでみました。
内容の要旨を自分なりに端的に表現するならば、
論理や分析といったサイエンス偏重の経営では、
今後の世界で道を切り開き成長していくことは難しい
いわゆるVUCAと呼ばれる世界においては、
サイエンスに加えて、アートな経営を執る必要がある。
そのため世界でも最も難易度の高い問題の解決を期待されるエリートは、
自身の美意識を磨くのである。

といったことになると思います。

 

どちらかといえば自分自身もサイエンス寄り、すなわち、
分析型の思考や確率論的な合理性、演繹や帰納といった
論理に即した行動をとるタイプであるため、
読み進めるごとに目からうろこがボロボロとこぼれだしていきました。
自分自身は決してエリートではないです。
エリートではないですが、世の中を変化させ、動かしていくであろう
エリートたちが世の中をこのような視点で見ている、
考えているというのを知れたことは、
非常に有意義だったのではないかと感じます。
エリートという言葉から想像される、
高機能の演算機能を備え、多くのリソースを動かし、
的確な指示行動をする、というイメージとは真逆で、
彼らは非常にアーティスティックで、己が美を堅持し、
美しき世界を実現するために行動しているのかもしれません。
そんな気付きを与えてくれたとともに、
自身の日々の仕事に対する向き合い方、
さらには就業そのものへの向き合い方、
そういったものを考えるきっかけを与えてくれた一冊でした!
忙しいビジネスマンこそ、文学を嗜むべきである。
この主張に違和感を感じた方にこそ、ぜひとも読んでいただきたいです。笑。
以下抜粋
①VUCAの世界において、あくまで論理的・理性的であろうとすれば、いつまでも合理性は担保されず、意思決定は膠着し、分析麻痺という状態に陥る
②マズローの欲求5段階説で考えれば、先進諸国はすでに自己実現欲求へと進展しており、発展途上国においてもその段階を登っていくことなり、それはすなわちすべての消費ビジネスがファッション化するということである
③ファッション化したビジネスにおいては、企業やリーダーの美意識の水準が、企業の競争力を大きく左右することとなる
④科学的根拠がないものは、真偽がはっきりしていないというだけで、その命題が偽であることを意味するわけではない
⑤勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
⑥情報が足りない?では情報が増えたらあなたたちは決められるのですか?
⑦論理的な思考、理性的な判断力を高めた末にたどり着くのは、ほかの人と同じ答えが出せるというレッドオーシャンである
⑧僕は天才ではありません、なぜかというと、自分がどうしてヒットを打てるかを説明できるからです
⑨論理的で合理的な行動はアカウンタビリティを果たす際に非常に有用だが、失敗した際に、あの時はあの判断をすることが最適であった、と言い訳できるため、かえって意思決定者の責任放棄の方便になることもある
⑩多くの人は、優れた意思決定は優れた案を選択することである、と考えているが、実際はむしろ逆で、優れた意思決定の本質は、一見すればどれも優れているように見えるたくさんの案を、まとめて思い切って捨てることである
⑪すべてを疑うか、すべてを信ずるかは、二つとも都合の良い解決法である、どちらとも我々は反省しないで済むからである
⑫エリートなのになぜ道を踏み外すのか、ではない、エリートだから道を踏み外すのだ
⑬自分の所属する組織において共有されているルールに実直に従うことは誠実であるといわれるが、後になって、そのルール自体が倫理的に間違っていたとなったら、どうなるか
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