“センスは知識からはじまる”(水野学 著)

BOOK


センスは知識からはじまる、読了です。
苦手意識があるからでしょうか、題名に惹かれて読んでみました。

 

著者はあのくまモンをデザインした水野学さんです。

題名の内容が、そのままこの本の要旨になるのですが、私自身をはじめ、センスというものに苦手意識があればあるほど、この題名への「ふーん、そうなの?本当に?」感は強くなる気がしています。

 

しかし、本文を読み進むにつれて、確かに、センスというのは、習得可能なスキルなのかもしれないと思えるようになりました。

 

印象的だったのは、書体の選び方に関するエピソードです。

かいつまんでご紹介すると、

・デザインにはそれをオーダーする人がいて
・オーダーする人やその内容には文脈が存在する
・文脈を理解したうえで、それに即した(あるいはあえて反した)フォントを選択する
・デザイナーはなぜそのフォントを使用するのかを説明できなければならない
・例えば、商品の源流が〇〇地方にあり、このフォントはその地方で古く発明されたものである、といったこと

この内容を見た時、なるほど、膨大なる知識の中から、
結びつきを見つけ出す事でセンスが形成されていくのだな、と感じました。

センスという先天的なものととらわれがちなものを、
習得可能なスキルとして説明してくれた、苦手意識の克服につながる一冊でした!

 

 

以下抜粋
①世の中がびっくりするような企画を思いついてやろうという、自己アピールみたいな野心が、企画が浮かばない原因にもなる

②センスの良さとは、方法を知って、やるべきことをやり、必要な時間をかければ、誰に出お手に入るものである

③センスの良さとは、数値化できない事象の善し悪しを判断し、最適化する能力である

④センスがいい商品を作るには、普通という感覚がことのほか大切である

⑤便利なもの、安いもの、高機能なものを作れば消費者は買ってくれるというものづくり信仰

⑥見え方のコントロールこそ、企業なり人なり商品なりのブランド力を高めることに繋がっていく

⑦人のセンスは感覚ではなく、膨大な知識の集積である

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