“アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る”

BOOK

アフターデジタル、読了です。

すべてがデジタルになった世界を垣間見る一冊!

同期に勧めてもらいました。
「アフターデジタル」 という言葉をご存知でしょうか。
デジタルが完全に浸透した世界
オフラインがデジタルに包含された状態
そのようなものが、本書ではアフターデジタルと呼ばれます。
この本は、株式会社ビービット東アジア営業責任者の藤井保文さんと
IT批評家の小原和啓さんの共著です。
東アジア責任者として、中国市場の最前線で闘う藤井氏が目の当たりにした
「オンラインとオフラインの主従逆転」をはじめとする、
世界各地の先進的な事例紹介から本書は始まります。
外国人も簡単に“電子国民”になることができるエストニア、
“体内マイクロチップ”でデジタル決済が行われるスウェーデン、
98%の決済が“モバイル決済”で行われる中国、
そういった、現実で起こっている、具体的な事例を紹介してくれるのが第一章でした。
もう、この段階でかなりおなかいっぱいです。笑。
ただでさえあまり海外のことを知らないのに、
そこに描かれている事例は、さながらマンガの中の世界のようです。
信じられますか?
スーパーマーケットで普通に買い物する客や、
フードコートでご飯を食べる客がいる中、
店員がせっせか商品をかごに入れているのです。
そしてそのかごは、さながら工場のように、
普通の買い物客や食事中の客の頭上を
ベルトコンベヤーで流れていくのです。
ベルトコンベヤーで併設された配送センターへ移動した商品は、
すぐさま配送の手配がなされ、
ネットで購入したお客さんのもとへ届けられます。
そんなスーパーが、もうすでに中国で大人気になっているのです。
すごいなぁと思いました。近未来的だなぁと思いました。
でも、すでにお隣の国で現実になっていることなのです。
(気になられた方は「フーマー」をお調べください)
そういった先進事例でおなかがいっぱいになった後、
続く二章と三章ではそれらのビジネスモデルから何を学べばよいのか、
日本人に欠如していると思われるのは、どういった考え方なのか、
そういったことを整理したうえで、
アフターデジタルの世界観で、既存の概念をとらえなおします。
締めくくりとなる四章では、
ではいったいどうすれば、日本企業はアフターデジタルの世界観を手に入れ、
新たな価値提供をし続けることができるのか
そういったことが描かれています。
この本を読むまで、例にもれず、私もビフォアデジタル、
すなわち、アナログありきの世界観をもっていました。
しかしこの本は、世界にはすでに訪れていて、
きっと日本にもいずれ訪れる、アフターデジタルの世界観を提供してくれました。
人事の仕事も、ほかのあらゆる仕事も、
アフターデジタルの世界観でもって、
顧客の感動体験を創造、改善し続ける、
果てしない旅路(ジャーニー)のようになっていくのだと思います。
自分の中でうすぼんやりとしていたこれからの世界観を、
明瞭にそして痛切に届けてくれた、そんな1冊でした!
(多くのカタカナ英語が登場します。読破した暁には、しばらくルー大柴さん状態になるでしょう笑)
以下抜粋
①多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」を積極的に取り込んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか
②「顧客接点データを多く持ち、それをエクスペリエンスの良さに還元する」という新たな改善ループをいかに高速で回せるか、これが新しい競争原理です
③日本企業はサービスを単純に模倣するのではなく、こうした姿勢から学び、ユーザーの生活や社会システムをどうアップデートするのかという視点で考える必要があると感じます
④デジタライゼーションの本質は、デジタルやオンラインを「付加価値」として活用するのではなく、「オフラインとオンラインの主従が逆転した世界」という視点転換にある
⑤アフターデジタル化が進んでいる米国や中国では、「リアルは体験価値の提供や信頼獲得ができる貴重な接点」と理解されている
⑥Online Merge Offline
⑦日本企業では「リアルで顧客と接点があり、たまにオンラインで会える」といったビフォアデジタルなとらえ方にとどまっている
⑧オンラインとかオフラインとか、そのようにチャネルで分けていない、顧客はチャネルで考えず、その時一番便利な方法を選びたいだけですから
⑨我々が一番重要だと思っているのは、いかに高頻度低価格でユーザーのタッチポイントを多く生み出して、データを取得できるかだと思っています
⑩ユーザーは状況ごとに一番便利な方法を選びたいだけなので、企業側は全方位的にそれらすべてで接点を持つビジネス設計をすべきである
⑪OMOの真髄は、オペレーションの簡易化にもある
⑫データ取得を担当する事業や、マネタイズする事業などを含めて、データを共有することでユーザーを吸着する経済圏が作られる、それこそが「データエコシステム」である
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